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古くは閑院宮別邸としての起源をもつ強羅花壇。 強羅花壇にはその当時から続く、 心を込めてひとをもてなす場としての原点があります― 強羅花壇とは― 創業の地「強羅」と 西日本を拠点とした旧宮家が国賓や要人に向けて自邸を開放して 自らもてなす迎賓の場として使われていた言葉「花壇」を 紡いだ言葉でありその起源は一九四八年にまで遡ります。 私たちが今なお引き継いでいる強羅花壇という名称は 閑院宮載仁親王が迎賓の場として別邸を開放し、 ご自身の大切な来賓をもてなそうと 決意された際に命名されたものです。 私たち花壇人は「強羅花壇」という言葉の起源そのものに 強羅花壇の在り方が伝承されているように思います。
強羅花壇の客室は数寄屋造りに倣った全室畳敷きのつくりとなっています。これは強羅花壇が創業時から変わらず守り続けているこだわりの一つであり、また畳敷*の空間へと誘う客室の門口には過度に主張することのない沓脱石⁑が必ず設けられています。