スタッフインタビュー

旅館の跡取りが思った、強羅花壇はプロフェッショナルの集団

ゆうた(2015年入社)

和服で袴姿の男性が客室係としてお世話をする旅館は他にほとんどないことからか、女性のお客様、特に年配の方には喜ばれます。袴姿がサムライの姿に似ていて、サムライがサービスを提供すると思われるのでしょうか、何をするにしても海外からのお客様には喜んでいただいています。

大学で経営学を学び、卒業して強羅花壇に入社しました。実家が旅館ということもあり、子供の頃から跡を継ぐと決めて育ってきました。高校生時代の先輩に、私と同じような旅館の息子さんで、強羅花壇に旅館業の修行に来ていた方がいるのですが、その方に紹介していただいたのが入社したきっかけです。

小さな頃から旅館の仕事を身近に見ていたこともあり、強羅花壇での客室係の仕事についても似たような内容だと想像していたのですが、違いました。各部屋に担当の客室係が付いて、お泊りの間は通してお世話をさせていただく。お客様の体調を気遣い、お部屋が寒そうであれば温めてさしあげる。細やかなところまで気配り、目配りし、お世話させていただくことに驚きました。

実際に入社して、強羅花壇はプロフェッショナルの集団のように感じます。思っていた以上に強い責任感を持って、お客様に徹底したおもてなしをさせていただく。これだけ高級な旅館ですので、それに見合った価値のある、より深くきめ細やかなレベルのサービスが要求されるのだなと。ですから、接客が好きな方であれば、他の接客業では味わえない仕事を体験できると思います。

お客様にどれだけ満足していただけるか、その一番の責任を負っているのは客室係だと私は考えているので、家に帰ってからも心配になることがあります。やりがいを一番感じる時は「また来ますね」と言っていただく時です。自分のサービスで満足していただいた、結果が出せたことのひとつの証だと思いますから。そういえば、私が担当したお客様が実家の旅館に足を運んでくださったことがありました。こちらで働いている私の写真を祖母に見せてくださったようで、祖母が喜んで。お客様とそんな関係を持てたことは嬉しいエピソードです。

世界と、そしてお客様と密接に繋がる仕事がしたくて客室係に

あおい(2013年入社)

小さな頃から英語を使った仕事をしたくて、高校を卒業後に東京の外国語専門学校に入学して英語を学んでいました。その時期に就いていた接客のアルバイトがきっかけで、英語を使った接客の仕事をしたいと考えたんです。英語を使っての接客の仕事は商社や旅行代理店でもできますよね。でも、お客様とより近くで接することができると思い、強羅花壇での客室係の仕事を選びました。

実際に仕事をする前まで、礼儀作法の厳しい世界だと想像していて不安に思っていたんです。しっかりと学んだことはありませんでしたから。でも、実際入社して仕事を始めてみると、先輩たちが細かなところまで教えてくださるので、イメージが変わりました。着物の着方から日本のしきたり、作法だけでなく、社会人として生活していく中で役立つことを勉強できていると感じています。

日本人の方でも海外の方でも、いろいろなタイプのお客様がいらっしゃるので、各々のお客様に合ったお世話のしかた、応対のしかたは入社から4年で身につきました。自分が気をつけているつもりでも気を配れていなかったり、迷惑をおかけしたんじゃないかとか、もっとこうしてさしあげればよかったと思うことが、今でもあります。まだまだ勉強が必要な、奥深い仕事だと。

でも、チェックインからチェックアウトまでお客様とご一緒させていただく中で、ふとした時に「ありがとう」という言葉をいただいたり、私の名前を覚えてくださって、お話をしてくださる時は、私自身が仕事を通して身につけてきたことを認めていただいたようですごく嬉しいです。

強羅花壇は凛とした会社です。やるときはしっかりとやる。気構えがあって職員同士の結束も強い、働きやすい会社です。厳しさもありますが、強羅花壇という旅館、文化の柱と繋がっていて、それを身につけることでお客様とのよい関係が作られていく。それが、客室係の仕事のやりがいに繋がっているのだと思います。

営業とは違う、数字に表れない客室係の仕事

まゆみ(1993年入社、2015年に復職)

入社する前は、飲料の営業の仕事をしていたんです。転職先に強羅花壇の客室係を選んだのは、和のものに興味があり、特に、着物を着てお仕事をしたいという思いがあったこと。元々実家に近く、強羅をよく存じており、イメージが良かったということがきっかけです。営業職の頃から人と会うことが好きだったので、接客業の仕事をしたいという思いもありました。

営業の仕事ははっきり言って数字の世界。それが、客室係の仕事との一番の違いです。実際にお客様が喜んでくださっているかどうかを、その場で数字で表すことはできません。お客様ご自身にしかわからないことですから、サービスへの探究心は自ずと芽生えてくる仕事です。お食事をお出しする際、お客様のペースとタイミングがぴったり合った時などは、お客様のニーズに合ったサービスができたひとつの指標になるので、そういう時は本当に嬉しいです。

強羅花壇のいいところは個性を尊重してくれること。一組のお客様を任されて仕事をしますので、責任感は強いです。「自分の家庭に招いたらどうおもてなしするか考えてみなさい」と女将から教えられます。正直な話、客室係は体力と精神力がともに要る仕事ですが、続けていけば仕事はできるようになります。新しい人には皆で教えるという文化が自然に根付いていますので、健康で、人に興味があって、お客様のことを思える方なら、いいおもてなしができるはずです。

私は、一度退職し数年後に復職しておりますが、会社も仲間も皆、懐深く迎え入れていただけました。家族で住める個室寮があって、食事を摂ることもできる。着物も用意がありますから、すぐに仕事ができるというのはメリットだと思います。

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